中学生~大人の方の矯正
反対咬合(はんたいこうごう)について
上の前歯と下の前歯の被蓋関係が逆になっている、つまり、上の前歯より下の前歯の方が前にある状態です。
歯の問題で起こっている反対咬合は比較的簡単に解決できることが多いですが、顎の問題、つまり上顎が極端に小さかったり、下顎が極端に大きかったりすることで起こっている反対咬合は通常の矯正治療だけでは解決が難しく、外科矯正(顎を切る手術を伴う矯正治療)が必要になる場合もあります。
上顎の成長が体の成長よりも早くに終わるのに対し、下顎の成長は、体の成長が終わる頃に最大の伸びを示すため、下顎の成長が旺盛なタイプの方は、上顎の成長終了後、下顎だけがググッと前に伸びてくることがあります。ですから、反対咬合の本格的な治療は、顎の成長が落ち着くまで待ってから開始することをお勧めします。それまでは、上顎の成長抑制につながる前歯の反対の状態を改善するような簡単な治療にとどめておき、体の成長が終わる頃(女性では14歳、男性では16歳を過ぎたあたり)に再度しっかりとした診断を行い、通常の矯正治療だけで治療できるのか、外科矯正が必要なのかを見極めることをお勧めします。
反対咬合の症例
49歳 女性
上の犬歯2本が元々抜かれていた反対咬合(受け口)の患者さんを矯正治療で治しました。
各種不正咬合とその治療法、症例
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叢生(ガタガタ)
「乱杭歯(らんぐいば)」「八重歯」とも呼ばれています。歯の大きさが大きかったり、顎の大きさ、歯が生えるスペースが足りずガタガタになる状態です。
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出っ歯
前歯の傾きにより目立つ人もいれば、そうでない人もいます。上顎前突には「上のアゴが出ている」上顎前突症と「下のアゴが引っ込んでいる」下顎後退症があり、2種類のタイプが存在します。
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開咬(かいこう)
普通に噛んでも奥歯の数本しか噛むことができず、前歯が噛み合わない状態の噛み合わせです。舌の癖、指シャブリさらに口呼吸などが原因ともいわれています。
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反対咬合(はんたいこうごう)
「受け口」とも呼ばれています。下の前歯あるいは下顎全体が前に出ている状態で、できるだけ早くに治療を開始する必要があります。